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人手不足や高齢化に苦しむ愛媛のカンキツ農家に貢献する、世界初の四足歩行カンキツ収穫ロボットの研究開発
株式会社ディースピリット
代表取締役
大野 栄一さん
事業内容を教えてください。
本事業では、以下の4つの研究開発分野、①収穫や摘果となる対象物の適切な選別と把持、切断機構を持つ高能率なロボットアーム、②シンプルな機構で軽量、傾斜地や不整地に柔軟に適合でき、安定して移動できる四足歩行型移動台車、中山間地特有の地形を把握し、長時間にわたり安全にロボットを誘導できるナビゲーションシステム、④シンプルな機構で保守性が良く、コストパフォーマンスの高い四足歩行ロボット本体の研究開発に取り組み、世界初の四足歩行カンキツ収穫ロボットの実現を目指している。
この事業内容に決めたきっかけを教えてください。
日本で生産される果実の令和3年産の全国生産量(収穫量)をみると、みかんは約75万トン、りんごは約66万トンと2品目で全果実の生産量の62%を占め、ミカンはリンゴと共に日本を代表する果実である。しかしながら、日本の農業は,農業者の高齢化,減少により,耕作放棄地の拡大,生産の縮小が大きな問題となっており、中でも労働集約性の高いカンキツ農家(愛媛のミカン農家)は、多くが急傾斜地での生産のために機械化が遅れ,より深刻な問題となっている。今後のカンキツ栽培農家が生き残っていくには、若手後継者の活躍と、事業の大規模化・生産管理の近代化、機械化の流れが避けられないと考えている。
この事業の目標を教えてください。
2026年度に向けた製品化により、農業分野、建設分野、防災分野、医療福祉分野などへの展開を図り、事業化を進めてゆく。
事業に関してどのようなサポート、支援があると助かりますか?
マーケティング支援等
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