presenter
「地方だからは言い訳にしない、夢をカタチに変える塾
いますた
代表
伊藤 翔馬さん

事業内容は?
「いますた」は、総合型選抜(旧AO入試)を目指す高校生に対して、探究型学習とキャリアデザイン支援を通じて、大学合格とその先の人生に活きる力を育む塾です。私たちは、単なる受験対策ではなく、「自分はなぜ学ぶのか」「何を人生で成し遂げたいのか」という根本的な問いを起点に、受験生自身の夢や志を言語化する支援を行っています。
この事業内容に決めたきっかけは?
高校時代、私は「偏差値のための勉強」に違和感を覚えながら、地域課題に挑む探究活動やクラウドファンディングに自主的に取り組みました。実践を通じて社会とつながった瞬間、学ぶ意味が一気に立体的になり、進路や将来像が鮮明になった一方、同じ機会を得られずに進路選択に悩む地方の同級生が多い現実も見えました。「もし高校生のうちから、夢を起点に“動いて学ぶ”環境と伴走者がいたら、地方でも誰でももっと自由に未来を描けるはず」――その確信が、この事業を立ち上げる決定打です。大学合格をゴールにせず、実践探究とAO入試を入口に自分らしい人生設計へ導くプラットフォームをつくることで、かつての自分と同じ悩みを抱える若者の選択肢を広げたいと考えました。
この事業の目標は?
いますたの目標は、夢を原動力に高校生が自分らしい未来を描き、その実現へ主体的に踏み出せる場を提供することです。地方という制約を超え、探究と社会実践を通じて「なりたい自分」を具体化し、選択肢を広げ、仲間と学び合う循環型コミュニティを育みます。
事業に関してどのようなサポート、支援があると助かりますか?
当塾が安定的に成長していくためには、まず講師・メンター候補の継続的な紹介や教育ベンチャー向け研修プログラムの提供といった人材採用・育成面のサポートが不可欠です。優秀な指導者を確保し一貫した研修で育成することで、教務体制を拡充し指導品質を均質化できます。さらに、顧問弁護士や社労士の紹介、契約書ひな型や個人情報保護チェックリストの提供といった法務・労務面の支援によって、リスクを抑えながら行政・労務手続きをスムーズに進められます。加えて、スタートアップ助成金や教育系補助金の活用、スポンサー企業からの協賛資金確保など資金面の後押しがあれば、教材開発やシステム整備など初期投資を安定化させ、運転資金に余裕を持った事業運営が可能になります。